入門動機

みんなの入門動機

  • ロックバンドを解散後、一人でできる音楽を探して琵琶にたどり着きました。個人的には、さまざまな和の音楽の中でも薩摩琵琶にもっともプリミティブなものを感じます。歴史の重みが、なんともいいですね。 40代で入門 男性/飲食店経営
  • 僕は楽器をまったくやったことがなかったです。着物や日本の文化が好きで、歌も好きだったので、「歌えて弾ける日本の楽器」は何があるだろうと考え、それが琵琶でした。 30代で入門 男性/会社員
  • 女優の仕事を通じ、初めて琵琶の音を耳にしたのは20代のときでした。30代で「耳なし芳一」のドラマで建礼門院の役を演じ、琵琶の響きに一層ひかれました。なかなか自分で始めるところまでいきませんでしたが、10年ほどたってやっと機会が訪れました。ネットで検索して稽古を見学し、入門を決めました。 40代で入門 中村光彩
  • 私は鹿児島出身なので、もともと琵琶という楽器に興味があり、地元でもいろいろ尋ねてまわりました。意外と、鹿児島でも薩摩琵琶はあまり身近ではないのです。17歳の時に地元の新聞に東京で活躍している琵琶の師匠として、森園史城先生の記事が載りました。それを読んでなんとか師事したいと思い上京を決めました。入門して13年になりますが、今一番難しいと感じているのは、歌うのではなく「語り」だということ。森園先生のもと、精進を続けています。 10代で入門 徳将城
  • 仕事だけの日々が続いて、ふと「これでいいのか?」と思ったのがきっかけです。学生時代に弦楽器はあれこれいじったので、今度はめずらしいところで琵琶でも?と、最初は軽い気持ちでしたが、すっかりはまりました。 40代で入門 女性/会社員

日本の音に魅かれた 海外の弟子たち

士弦会の歴史の中では、薩摩琵琶の魅力に傾倒した海外出身者もたくさんいました。中でも代表的な3名について、紹介させていただきます。
  • Heintz-Eberhard Schmitz

    シュミッツ氏は、ドイツのハンブルク国立音大にてピアノと作曲を学び、ハンブルク大学では音楽学と日本学を学ぶ。
    来日して各地をめぐり日本音楽の源流を探し求める中で琵琶と出会い、中でも普門史城の琵琶にその真髄を見出す。東京芸大楽理科において普門師のもとで日本古典音楽を研究、薩摩琵琶をテーマに博士号を取得する。
    帰国後は薩摩琵琶の楽理分析本を出版し、ハンブルク国立音大の教授を務める。
  • Hugh De Ferranti

    フェランティ氏は、オーストラリアより来日し普門史城に薩摩琵琶を習いながら東京芸大で学ぶ。琵琶の歴史を研究し、全国の琵琶に関わる生き証人や現役の盲僧琵琶奏者達と出会い、論文を発表して博士号を取得。
    帰国後はニューイングランド大学で音楽教授を務めている。
  • Thomas Charles Marshall

    マーシャル氏は、アイルランドより来日。ケンブリッジ大学で音楽を学び、来日後は普門史城に師事し薩摩琵琶を学ぶ。
    海外への薩摩琵琶の紹介のため、普門師と共に各国を訪問。また自身も国内外で演奏活動を行い薩摩琵琶の普及に尽力した。また、現会長の森園史城と共にフランスのメシアン音楽祭にも参加。
    帰国後は音楽教室を主宰、薩摩琵琶の演奏者としても活動を行っている。