コロナ禍により稽古もままならない日々が続いた中、昨年12月にようやく再開した稽古場を訪れ、門下生に最後の指導を行ないました。
大願の船を荘て 戀慕の涙に浮べ
正信の帆を挙げて 渇仰の息に馳す
生死苦海は 無念の朝の徑
涅槃彼岸は 無生の暮の棲なり
(声明 涅槃講式)
厳しくもあたたかい師の姿と言葉を胸に刻み、これからも一同精進してまいります。
新代表は若き精鋭、徳将城が担うこととなりました。
故・史城とともに長く指導にあたってきた橋本光葉の後見のもと、正伝士風薩摩琵琶の燈を後世につなぐべく、今後も活動してまいります。